discountedUnitPrice 廃止
移行ガイド 2026
Customer Account API の DraftOrderLineItem で新フィールドへ切り替えが必要です
Customer Account API の DraftOrderLineItem オブジェクトが持つ discountedUnitPrice フィールドが2026年7月1日付けで非推奨となりました。後継フィールド approximateDiscountedUnitPrice は「割引後合計 ÷ 数量」という計算ロジックで近似単価を返します。GraphQLクエリを利用している開発者は早急な移行対応が必要です。
01変更内容:何がどう変わるか
新フィールド approximateDiscountedUnitPrice は「割引後合計(discountedTotal)を数量(quantity)で割った近似値」を返します。フィールド名に approximate(近似) が付いていることからも分かるように、端数処理の関係で厳密な単価と一致しない場合があります。
02業務に活かせる具体ユースケース
- 課題
- カスタマーポータルで下書き注文の割引後単価を顧客に表示しているが、非推奨化により将来的にデータ取得が不能になるリスクがある
- 打ち手
- GraphQLクエリの
discountedUnitPriceをapproximateDiscountedUnitPriceに差し替え、表示ロジックをそのまま流用する - 効果
- APIの廃止後も途切れなく割引単価を顧客に提示でき、カート離脱や問い合わせ増加を防ぐ
- 技術メモ
- フィールドが返す型(MoneyV2 等)に変化がないか、移行前に必ずスキーマ定義を確認すること
- 課題
- B2B向けの見積もりフロー(Draft Order活用)で、営業担当が顧客アカウントページから割引単価を確認できる機能を提供している
- 打ち手
- カスタムストアフロント/Hydrogen アプリのクエリファイルを一括検索し、
discountedUnitPriceの使用箇所をすべてapproximateDiscountedUnitPriceへ置換する - 効果
- B2Bの価格確認フローを中断させずに継続でき、営業・顧客双方の信頼を損なわない
- 技術メモ
- 近似値のため、複数商品の合計金額と各行の単価合計が一致しないケースに備え、UI上に「表示価格は概算です」の注記を加えることを検討する
- 課題
- 自動化スクリプトや社内ダッシュボードがCustomer Account APIをポーリングし、Draft Order の明細単価をレポートに利用している
- 打ち手
- バックエンドのGraphQLクライアントライブラリで使用しているフラグメントを更新し、旧フィールドを新フィールドに置き換える。CI/CDでフィールド名の使用チェックを追加する
- 効果
- 廃止後のAPIエラーによるレポート欠損やアラート誤発砲を防止でき、運用コストを低減する
- 技術メモ
- 記載なし(元記事に具体的なAPIバージョン・廃止タイムラインの詳細は明記されていないため、公式ドキュメントで最新情報を確認すること)
03技術者目線のポイント5選
廃止
discountedUnitPrice は非推奨2026年7月1日時点でCustomer Account API の DraftOrderLineItem 上の discountedUnitPrice が非推奨化されました。今後のAPIバージョンで完全削除される可能性があります。
新規
approximateDiscountedUnitPrice が後継公式に推奨される代替フィールドは approximateDiscountedUnitPrice です。計算式は discountedTotal ÷ quantity で、近似単価を返します。
注意
「近似値」である点に注意フィールド名に approximate が含まれる通り、端数処理によって厳密な単価と差が生じる場合があります。価格表示やレポートで精度が求められる場面では合計値からの逆算ロジックも検討してください。
影響範囲
対象はCustomer Account APIのみ変更が適用されるのは Customer Account API のみです。Admin API や Storefront API の同名フィールドへの影響は元記事に記載がありません。必ず利用中のAPIエンドポイントを確認してください。
移行手順
クエリの一括置換を推奨プロジェクト全体で discountedUnitPrice をgrepし、DraftOrderLineItem コンテキストで使用している箇所を approximateDiscountedUnitPrice に置換します。フラグメントを使っている場合はフラグメント定義のみ修正すれば完了します。
Customer Account APIでDraft Orderの割引単価を扱うすべての実装を approximateDiscountedUnitPrice へ移行することで、API廃止後の表示エラーや業務断絶を防ぎ、顧客体験を継続的に担保できます。
Source: https://shopify.dev/changelog/discountedunitprice-on-draftorderlineitem-customer-account-api-deprecation | 公開日: 2026年7月1日






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