Developer Changelog

AIエージェント向けファイルをLiquidでカスタマイズ

agents.md / llms.txt / llms-full.txt を独自テンプレートで制御できるように

/agents.md/llms.txtagents.md.liquidllms.txt.liquidAIエージェントが参照

2026年5月28日より、Shopifyストアに標準搭載されている /agents.md/llms.txt/llms-full.txt の各エンドポイントを、Liquidテンプレートを追加するだけで個別にカスタマイズできるようになりました。Online Store の「Edit code」から対応テンプレートを配置するだけで動作し、テンプレートが存在しない場合は自動的にフォールバックします。ECサイトをAIエージェントや大規模言語モデルに最適な形で認識させたい開発者・ストアオーナーに影響します。

1変更内容の図解:フォールバック構造

各パスのテンプレート解決順序(上から順に探索)/agents.mdagents.md.liquid↓ なければShopify生成デフォルト/llms.txtllms.txt.liquid↓ なければagents.md.liquid↓ なければShopify生成デフォルト/llms-full.txtllms-full.txt.liquid↓ なければagents.md.liquid↓ なければShopify生成デフォルト

2業務に活かせる具体ユースケース

課題
ShopifyのデフォルトAI向けファイルには、ブランドの世界観・取り扱いポリシー・対象顧客像などが含まれていない。AIチャットボットがストア情報を正確に答えられない。
打ち手
templates/agents.md.liquid を作成し、ブランドコンセプト・FAQの要約・商品カテゴリの説明・問い合わせ先などを構造化テキストで記述する。
効果
AIエージェントがストア固有の情報を正しく学習・参照し、顧客への回答品質が向上する。
技術メモ
テンプレートは Online Store > Themes > Edit code の templates/ ディレクトリに配置。Liquidオブジェクトを使ったダイナミックな内容も記述可能(元記事に詳細記載あり)。
課題
簡易な概要と詳細ドキュメントを使い分けたいが、/llms.txt(概要)と /llms-full.txt(詳細)に同じ内容が返ってしまう。
打ち手
llms.txt.liquid には商品一覧と主要カテゴリの簡潔なリストを、llms-full.txt.liquid には各商品の詳細説明・スペック・タグ情報を含む完全版ドキュメントを記述する。
効果
LLMが用途に応じて適切な粒度の情報を取得でき、トークン消費の最適化とコンテキスト精度の向上が両立する。
技術メモ
各テンプレートは独立しており、一方を変更しても他方には影響しない。テンプレートが存在しないパスは自動フォールバックするため、段階的に導入できる。
課題
マルチストア・多言語展開において、テーマごとにAIエージェントへ返す情報を出し分けたい。
打ち手
各テーマに個別の agents.md.liquid を配置し、テーマが提供する言語・地域に合わせた説明文・通貨・配送情報を記述する。
効果
地域ごとのAIアシスタントが正確なローカル情報を参照でき、誤った案内を防止できる。
技術メモ
テンプレートはテーマに紐づくため、Published テーマを切り替えるだけで参照内容も切り替わる。テーマのバージョン管理と合わせて運用すると安全。

3技術者目線のポイント

項目 詳細
配置場所 Online Store > Themes > Edit code の templates/ ディレクトリ
対応テンプレートファイル名 agents.md.liquid / llms.txt.liquid / llms-full.txt.liquid の3種類
フォールバック順序 各専用テンプレート → agents.md.liquid → Shopify生成デフォルト(記事記載どおり)
既存ストアへの影響 テンプレートを追加しない限りデフォルト動作を維持。既存テーマへの破壊的変更なし
API・Liquid連携 元記事には「Liquidオブジェクトが使用可能」とは明示されていないが、通常のLiquidテンプレートとして機能するため、ストアデータの動的埋め込みが期待できる。詳細は公式ドキュメントで要確認
⚠ 注意点
  • テンプレートファイル名のスペルミスは無効化の原因になるため正確に記述すること
  • 元記事に料金・対象プランの記載なし。利用可否は Shopify 公式ドキュメントで確認してください
  • このページは独立系メディアの解説記事です。最終的な仕様確認は Shopify公式チェンジログおよび公式ドキュメントを参照してください

AIエージェントへのストア情報提供を Liquid テンプレート3ファイルで完全コントロール——フォールバック設計により既存テーマへの影響ゼロで段階導入できます。

Source: https://shopify.dev/changelog/customize-llmstxt-llms-fulltxt-and-agentsmd | 公開日: 2026年5月28日