配送のレガシーモードフィールドの非推奨化に対応する
Shopifyの配送設定に関するAPIで、レガシーモードプロファイルのサポートが終了しました。その結果、関連するAPIのミューテーションはもはや効果を持たず、クエリは一貫してfalseを返します。開発者は現行の配送プロファイル基準に合わせてインテグレーションを更新する必要があります。
技術的課題の定義と現状分析
従来のレガシーモードを使用して配送設定を管理しているShopifyストアは、この変更により影響を受けます。これは、レガシーモードプロファイルに依存するAPIのミューテーションが無効になり、関連するクエリがfalseを返すようになったためです。現在のシステムでは、これらのフィールドは使用できなくなりました。
具体的な技術的ソリューションの提案
この問題を解決するためには、現在の配送プロファイル基準に合わせてインテグレーションを更新することが必要です。具体的には、レガシーモードフィールドの代わりに現行の配送プロファイルを使用するように変更することです。
実装手順とコード例
具体的な手順は以下の通りです:
- 現行の配送プロファイルを取得します。具体的には、Shopify APIの
GET /admin/api/2025-10/shipping_zones.jsonを使用します。 - 取得した情報を元に、新たな配送設定を設定します。具体的には、
POST /admin/api/2025-10/shipping_zones.jsonを使用します。
以下にコード例を示します:
// レガシーモードフィールドを現行の配送プロファイルに更新する
async function updateShippingProfile() {
const currentProfile = await axios.get('/admin/api/2025-10/shipping_zones.json');
const newProfile = {
// 更新する配送設定をここに記述
};
await axios.post('/admin/api/2025-10/shipping_zones.json', newProfile);
}
パフォーマンス・コスト分析
この変更により、配送設定の管理がより簡単になり、パフォーマンスも向上します。また、古いフィールドを使用することによるエラーが発生する可能性が排除されます。しかし、この変更により、一時的な開発コストが発生します。
実装時の注意点・ベストプラクティス
既存の配送設定が新しいプロファイルで正しく反映されるように、変更を行う前に現行の配送プロファイルを確認してください。また、新しいプロファイルが正しく機能することを確認するために、変更後にテストを行うことをお勧めします。
次のステップ・発展案
これからは、ShopifyのAPIの変更に対応するために、常に最新のドキュメンテーションをチェックし、コードを最新の基準に保つことが重要です。



AUTHOR
Share:
GraphQL Admin APIから`Shop.draftOrders`接続の非推奨化が削除されました
モバイルアプリのストアフロントに高速決済ボタン(Shop PayとApple Pay)を統合する方法