Flow アクション拡張機能
エンドポイントURLに相対パス対応
開発トンネルURLが変わるたびに書き換える作業、これで終わり
Shopify Flow アクション拡張機能の設定で、エンドポイントURLに /api/flow/... のような相対パスが指定できるようになりました。開発中にトンネルURLが変わるたびに runtime_url を書き直す必要がなくなり、ローカル開発からデプロイまでの手順が大幅にシンプルになります。2026年6月18日に正式公開されています。
01何が変わったのか
これまで Flow アクション拡張機能の設定ファイルには絶対URL(例: https://xxxx.ngrok.io/api/flow/execute)を書く必要があり、Shopify CLI の開発トンネルが再起動するたびにドメイン部分が変わってしまう問題がありました。今回の更新により、/ から始まる相対パスを記述すれば、CLI が実行環境に応じて自動的にベースURLを解決してくれます。
02相対パスが使えるプロパティ
| プロパティ | 用途 | 絶対URL | 相対パス |
|---|---|---|---|
runtime_url |
アクション実行時のエンドポイント | ✅ | ✅ |
validation_url |
入力バリデーション用エンドポイント | ✅ | ✅ |
config_page_url |
設定UIページのURL | ✅ | ✅ |
config_page_preview_url |
設定UIプレビューのURL | ✅ | ✅ |
03業務に活かせる具体ユースケース
- 課題
- 複数の開発者がローカル環境でFlowアクションを触るたびに、各自のトンネルURLを設定ファイルに書き込んでコミットしてしまい、Git の差分がノイズになっていた。
- 打ち手
-
runtime_url = "/api/flow/actions/place-bid"のように相対パスで固定することで、ローカルURL依存の記述をなくし、設定ファイルを共通化する。 - 効果
- 不要なコミット差分が消え、コードレビューが本質的な変更のみに集中できる。
- 技術メモ
-
shopify app dev実行中は CLI がトンネルURLを動的に補完するため、開発者は意識不要。
- 課題
- Flowアクションのエンドポイントをアプリ本体と同じサーバーに置いている場合、ステージング→本番の昇格時にURLの書き換え漏れが発生し、本番Flowが誤ったステージングエンドポイントを呼んでしまうリスクがあった。
- 打ち手
- 相対パスで記述しておけば、デプロイ後は
application_urlが自動的にベースとなるため、環境ごとのURL管理が不要になる。 - 効果
- ヒューマンエラーによるURL書き換え漏れリスクをゼロにできる。CI/CDパイプラインのデプロイスクリプトも簡素化できる。
- 技術メモ
- デプロイ前に
application_urlがHTTPSで設定されていることを確認すること。記載がない場合はデプロイが失敗する可能性がある。
- 課題
- Flowアクションのエンドポイントが将来的に別のマイクロサービスやSaaSに移行する可能性があり、URL戦略を柔軟に保ちたいが、どこで絶対URLを使うべきか判断が難しい。
- 打ち手
- アプリと同一ドメインで提供するエンドポイントは相対パス、外部サービス(例: 専用ワーカー、サードパーティAPI)は従来どおり絶対HTTPSで記述するよう設計方針を明文化する。
- 効果
- 内部エンドポイントと外部エンドポイントを明確に区別した設定ファイルが維持でき、移行時の変更範囲を最小化できる。
- 技術メモ
- プロトコル相対URL(
//example.com/api形式)はサポートされないため注意。必ずhttps://か/で始まる形式のどちらかを使うこと。
04技術者が押さえるべきポイント
相対パスは必ず / 1文字で始まること。//example.com のようなプロトコル相対URLは非対応。絶対URLは従来どおり https:// 必須。
shopify app dev 実行中、CLI が相対パスを開発トンネルのベースURLに結合して解決する。トンネルURLが変わっても設定ファイルの変更は不要。
デプロイ後は shopify.app.toml の application_url をベースに解決される。必ずデプロイ前にHTTPS形式で設定されていることを確認すること。
エンドポイントがアプリとは別ドメイン・別サービスにある場合、または全環境で同一URLを強制したい場合は、絶対URLを使い続けること。
相対パスを使った状態でデプロイする際は、アプリ設定に application_url がHTTPSで含まれていることが必須条件。記載がない場合の動作は要確認。
公式リファレンスは「Flow action configuration reference」と「Create a Flow action」の2ページ。最新の制約事項は必ずShopify公式ドキュメントで確認すること。
「Flowアクションのエンドポイントを相対パスで管理すれば、開発・ステージング・本番でURLを書き換える手間がゼロになり、開発速度と信頼性が同時に向上します。」
Source: https://shopify.dev/changelog/flow-action-extensions-now-support-relative-paths-for-endpoint-urls | 公開日: 2026年6月18日






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