STORE CREDIT

ストアクレジット取引に
マーチャントメモ機能追加

GraphQL Admin API 2027-01から、取引ごとにメモを残せるようになりました

Credit / DebitInputnote: "任意のメモ"GraphQLAdmin API2027-01+Transaction.noteメモ文字列 / nullマーチャント専用 (顧客非表示)最大5,000文字

GraphQL Admin API バージョン 2027-01 以降、ストアクレジットのクレジット・デビット操作時にマーチャント専用のメモを添付できるようになりました。メモはオプションであり、既存のインテグレーションはコード変更なしで引き続き動作します。ストアクレジットを管理するアプリや社内ツールを運用している開発者・EC事業者が対象です。

1変更内容の図解:Before / After

BEFORE (2026-10以前)AFTER (2027-01以降)StoreCreditAccountCreditInput { amount: MoneyInput! expiresAt: DateTime // note フィールドなしStoreCreditAccountTransaction { // .note フィールドなしStoreCreditAccountCreditInput { amount: MoneyInput! expiresAt: DateTime note: String ← NEWStoreCreditAccountTransaction { note: String ← NEW // null if not set取引理由を記録する手段なし任意メモで取引理由を管理可能

2業務に活かせる具体ユースケース

課題
返金対応でストアクレジットを付与する際、どの問い合わせ件数に対応した付与なのかを後から追跡できない
打ち手
クレジット作成時に note フィールドへ問い合わせ番号や担当者名を記入する(例:「CS#12345 / 田中対応」)
効果
クレジット履歴を参照するだけでCS対応の経緯が把握でき、二重付与や誤付与のリスクを低減できる
技術メモ
storeCreditAccountCredit ミューテーション実行時に input.note を含めるだけ。既存コードへの追加は最小限
課題
キャンペーン施策として複数種類のクレジットを発行しているが、どのキャンペーン由来かをトランザクションレベルで区別できない
打ち手
各キャンペーン付与フローで note にキャンペーンIDやラベル(例:「SUMMER2027」)を含め、後続のレポーティング処理で分類する
効果
キャンペーン別の付与額・使用率を集計する際に外部管理台帳との突き合わせが不要になる
技術メモ
メモは最大5,000文字。JSON文字列を埋め込むことで構造化データとして活用可能(公式ドキュメントへの明記はないため自己責任で検証を)
課題
不正利用が疑われるアカウントへデビット(減算)処理を行う際、理由の記録がなく後日監査時に説明できない
打ち手
storeCreditAccountDebit ミューテーションの input.note に処置理由・根拠となるルール番号・承認者を記録する
効果
監査ログとして機能し、コンプライアンス対応や社内エスカレーション時に証跡として使える
技術メモ
デビットリバート取引も .note で読み取り可能。有効期限切れ(expiration)取引のみ常に null が返る点に注意

3技術者目線のポイント

項目 内容
対象APIバージョン GraphQL Admin API 2027-01以降。2026-10以前ではフィールド非公開
変更が必要なスコープ 不要。既存の read_store_credit_account_transactions / write_store_credit_account_transactions スコープで動作する
文字数制限 最大5,000文字。超過時は NOTE_TOO_LONG ユーザーエラーが返り、トランザクション自体が作成されない
編集可否 作成時のみ設定可。既存トランザクションのメモは後から編集不可
顧客への公開 マーチャント専用。顧客側のアカウントページ等には表示されない
nullになるケース メモ未設定の場合、および有効期限切れ(expiration)取引は常に null
後方互換性 フィールドはオプショナルなので既存インテグレーションの変更不要
実装チェックリスト
  • アプリのAPIバージョンを 2027-01 以降に更新する
  • クレジット・デビット input に note フィールドを追加(任意)
  • レスポンスの StoreCreditAccountTransaction で note をセレクトして読み取る
  • devストアで note 付き取引を作成し、レスポンスに期待値が含まれることを確認する
  • 5,001文字以上のメモを送信して NOTE_TOO_LONG エラーが返ることをテストする

ストアクレジットの付与・減算理由をトランザクション単位でマーチャント専用メモとして記録できるようになり、CS対応の追跡・キャンペーン管理・監査対応の精度を高めることができます。

Source: https://shopify.dev/changelog/merchant-notes-on-store-credit-transactions | 公開日: 2026年11月06日