ストアフロントAPIのOrderオブジェクトに新たなbillingAddressフィールドが追加

ShopifyのストアフロントAPIを活用している開発者の皆さんに向けて、新たな更新情報をお伝えします。GraphQL Storefront APIのバージョン2023-04では、Orderオブジェクトに新たなフィールドbillingAddressが追加されました。このフィールドは、支払い方法に関連付けられた住所をmailingAddressオブジェクトとして返します。

技術的課題の定義と現状分析

従来、ShopifyのストアフロントAPIのOrderオブジェクトでは、注文者の請求先住所情報を直接取得する手段が存在しませんでした。これは、注文処理や顧客管理において、複数のAPIを組み合わせて請求先情報を取得する必要があるという課題を生み出していました。

具体的な技術的ソリューションの提案

この問題を解決するために、ShopifyはOrderオブジェクトにbillingAddressフィールドを追加しました。これにより、支払い方法に関連付けられた住所情報を直接取得することが可能になります。これは、注文管理や顧客対応を効率化し、APIのコール回数を減らすことに貢献します。

実装手順とコード例

GraphQLのクエリでOrderオブジェクトを取得する際に、billingAddressフィールドを指定します。以下に具体的なクエリの例を示します。


query {
  order(id: "gid://shopify/Order/1") {
    billingAddress {
      firstName
      lastName
      address1
      city
      country
    }
  }
}

パフォーマンス・コスト分析

新たに追加されたbillingAddressフィールドにより、請求先住所情報の取得が一回のAPIコールで可能になります。これにより、APIのコール回数を減らし、パフォーマンスを向上させるとともに、APIのコストも削減することが期待できます。

実装時の注意点・ベストプラクティス

billingAddressフィールドはGraphQL Storefront APIのバージョン2023-04以降で利用可能となります。既存のシステムに組み込む際には、APIバージョンの確認を忘れないようにしましょう。

次のステップ・発展案

今後のShopify開発では、この新たなbillingAddressフィールドを活用した注文管理や顧客対応の効率化を図ることが可能となります。また、新たなフィールドの追加により、より深い顧客理解やパーソナライズドなサービスの提供につながる新たな可能性が広がります。

参考記事: New billingAddress field on the Storefront API Order object