スタッフ権限が細分化
支払・紛争・税書類を個別付与
4つの新権限で「必要な人に必要なアクセスだけ」を実現
01今回の変更まとめ
Shopifyは2026年7月7日より、スタッフの役割に個別付与できる4つの新しい権限を順次展開しています。これにより、これまで「全権限か限られた権限か」という二択に近かったアクセス管理が、業務単位で細かく設定できるようになりました。設定場所は 設定 → ユーザー → 役割 → 権限 です。
USE CASES02業務に活かせるユースケース
ユースケース 1:経理担当者に税書類とペイアウトのみ付与
- 課題
- 経理スタッフが月次の税書類・入金明細を確認するたびにオーナーに依頼が必要だった。かといってフル権限を渡すのはリスクが高い。
- 打ち手
- 「View payouts」と「View tax documents」の2権限のみを経理担当者の役割に付与。支払設定や紛争管理は付与しない。
- 効果
- 経理作業のボトルネックが解消し、オーナーへの依頼工数を削減。過剰権限によるオペレーションミスリスクも低減。
- 技術メモ
- 設定 → ユーザー → 役割 から既存の経理ロールを選び「View payouts」「View tax documents」にチェックを入れるだけ。APIやコード変更は不要。
ユースケース 2:カスタマーサポート担当に紛争管理権限を委譲
- 課題
- チャージバック対応はCSチームが実務を担うが、紛争管理画面へのアクセス権がなく、都度オーナーや管理者を巻き込む必要があった。
- 打ち手
- 「Manage disputes」権限をCSロールに付与。支払設定変更・ペイアウト閲覧は付与せず、紛争対応に必要な最小限のアクセスに絞る。
- 効果
- CSチームが自律的に紛争対応を完結でき、解決スピードが向上。管理者の巻き込みコストも削減できる。
- 技術メモ
- 紛争管理とペイアウト閲覧は別権限のため、CSに金融情報を見せたくない場合は「Manage disputes」のみ付与することで情報を分離できる。
ユースケース 3:外部の決済コンサルタントに支払設定のみ付与
- 課題
- Shopify Paymentsの設定最適化を外部パートナーに依頼したいが、ストア全体へのアクセスを渡すのは情報漏えいリスクが大きい。
- 打ち手
- スタッフアカウントを作成し「Manage payments settings」権限のみを付与。他の財務情報・受注データは見えない状態でコンサル業務を依頼する。
- 効果
- 最小権限の原則で外部委託のセキュリティリスクを最小化。コンサルタント退任時はそのスタッフアカウントを削除すれば完全に権限を回収できる。
- 技術メモ
- スタッフ数の上限はShopifyプランによって異なる。元記事には追加コスト等の記載なし。プラン詳細は公式ヘルプセンターで確認すること。
03技術者・管理者が押さえるべきポイント
① Manage payments settings(支払設定の管理)
② Manage disputes(紛争の管理)
③ View payouts(ペイアウトの閲覧)
④ View tax documents(税書類の閲覧)
管理画面 → 設定 → ユーザー → 役割 → 権限
既存ロールの編集・新規ロール作成のどちらでも付与可能。コード変更・APIコールは不要。
2026年7月7日より順次展開中(rolling out now)。全ストアへの適用タイミングは記載なし。設定画面に項目が表示されているか確認すること。
元記事に記載なし。Admin APIやLiquidテンプレートへの直接的な変更点は現時点で公式からアナウンスされていない。詳細は公式ドキュメントを参照。
「フルアカウント権限を共有しない」という最小権限の原則を実現するための機能。既存スタッフのロール棚卸しと、過剰付与されている権限の見直しに活用できる。
① 既存ロールの権限を棚卸し → ② 業務単位で必要な権限を特定 → ③ ロール設定画面で新権限を付与/削除 → ④ スタッフに変更を通知。既存権限には影響しない(追加のみ)。
「スタッフへの過剰な権限付与をなくし、財務・支払情報へのアクセスを業務単位で厳密にコントロールできるようになりました。チームの役割ごとに最小限の権限を設定し直すことをお勧めします。」
Source: https://changelog.shopify.com/posts/new-and-updated-staff-permissions-for-payments-payouts-disputes-and-tax-documents | 公開日: 2026年7月7日






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