新機能: 商品ステータス「Unlisted」の導入
Shopifyの新機能として、GraphQL Admin API、REST Admin API、Webhooks APIの2025-10バージョンにて新たな商品ステータス値UNLISTEDが利用可能になりました。しかし、この新機能がもたらす影響は何か、どのように活用すべきかを理解することは重要です。
1. 技術的課題の定義と現状分析
現行のShopifyでは、商品のステータスはACTIVEを中心に設定され、店舗の検索や推奨(コレクションを含む)、全ての販売チャネル、インターネット検索、Shopify Catalogに含まれています。しかし、直接URLを通じてのみアクセス可能で、他のルートからは見えない商品を設定するためのステータスが存在していませんでした。
2. 具体的な技術的ソリューションの提案
新たな商品ステータスUNLISTEDの導入により、直接URLを通じてのみアクセス可能で、他のルートからは見えない商品を設定することが可能になります。具体的には、新たにUNLISTEDステータスが追加され、それにより商品は店舗の検索や推奨(コレクションを含む)、全ての販売チャネル、インターネット検索、Shopify Catalogから隠蔽されます。
3. 実装手順とコード例
GraphQL Admin APIやREST Admin API、Webhooks APIの2025-10バージョンにて商品ステータスをUNLISTEDに設定することで、この新機能を活用することができます。
たとえば、GraphQL Admin APIを使用した場合の設定例は以下の通りです:
mutation {
productUpdate(input: {
id: "gid://shopify/Product/12345"
status: UNLISTED
}) {
product {
id
status
}
}
}
4. パフォーマンス・コスト分析
この新機能の導入により、特定の商品を選んで限定的に公開することが可能となり、マーケティング戦略の一部として活用することができます。これにより、商品の公開範囲を細かく制御することが可能となり、より効果的なプロモーションや販売戦略を展開することが可能となります。
5. 実装時の注意点・ベストプラクティス
なお、以前のAdmin APIバージョンでは、UNLISTEDステータスの商品もACTIVEとして返されるため、APIバージョンが2025-10以前の場合は、この機能は利用できません。
6. 次のステップ・発展案
今後は、この新機能を活用し、商品の公開範囲を制御することにより、より効果的な販売戦略を展開することが期待されます。



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