Shopify管理画面で注文メタフィールドの定義と値をフィルタリングが可能に!
技術的課題の定義と現状分析
Shopifyの注文管理では、注文情報を効率的に整理・管理するために注文メタフィールドを活用することが一般的です。しかし、これまでのShopify管理画面では、注文メタフィールドの定義と値をフィルタリングして表示する機能がなく、特定のメタフィールド基準に基づいて注文を管理するのが困難でした。
具体的な技術的ソリューションの提案
Shopifyはこの問題を解決するために、注文メタフィールドの定義と値をフィルタリングできる機能を追加しました。これにより、特定のメタフィールド基準に基づいて注文を効率的に管理・整理することが可能になりました。また、Admin GraphQL APIを使用して、注文メタフィールドの定義をクエリすることも可能となり、より正確なデータ取得と操作を行うことができます。
実装手順とコード例
Admin GraphQL APIを使用して注文メタフィールドの定義をクエリするには、以下のようにmetafieldDefinitionsクエリを使用します。
{
orders(query: "created_at:>=2025-08-01") {
edges {
node {
id
name
metafieldDefinitions(first: 10) {
edges {
node {
namespace
key
description
}
}
}
}
}
}
}
上記のコードでは、2025年8月1日以降に作成された注文のメタフィールドの定義(namespace, key, description)を取得しています。
パフォーマンス・コスト分析
この新機能により、特定のメタフィールド基準で注文をフィルタリングすることで注文管理の効率が大幅に向上し、運用コストの削減に寄与します。さらに、Admin GraphQL APIを使用することで、より精密なデータ制御が可能となり、注文データ管理の自由度とパフォーマンスが向上します。
実装時の注意点・ベストプラクティス
GraphQLのクエリは、必要なデータのみを取得するためのパフォーマンス最適化の一環として、firstパラメータを使用して取得するデータ数を制限することが推奨されます。また、注文メタフィールドは注文の情報を拡張するためのものであり、重要なビジネスロジックをメタフィールドに依存させることは避けるべきです。
次のステップ・発展案
今後は、この新機能を活用して、注文メタフィールドに基づいた自動化された注文処理フローの構築や、より詳細な注文分析の実施など、注文管理のさらなる効率化・最適化を目指すことが可能となります。
参考記事: Order metafield definitions and values can now be used as filters in the Shopify Admin UI



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