ADMIN API

OrderオブジェクトにcartTokenフィールド追加

GraphQL Admin APIでカートトークンが直接取得可能に

GraphQL Admin APIOrder オブジェクト✦ 新規追加cartTokenREST Admin APIcart_token (既存)同等

このアップデートはGraphQL Admin APIを利用するすべてのShopify開発者・アプリ開発者が対象です。2026年5月12日より、Orderオブジェクト上でcartTokenフィールドが利用可能になりました。これにより、注文の作成元カートのトークンをGraphQLクエリだけで取得できます。

1変更内容のBefore / After

BeforeGraphQL: Order { id, name, ... # cartToken なし}→ REST APIへ別途リクエスト必要AfterGraphQL: Order { id, name, ... cartToken}→ GraphQLのみで完結

2業務に活かせる具体ユースケース

課題
注文とカートセッションを紐づけてカゴ落ち分析をしたいが、GraphQLだけではcartTokenが取得できなかった。
打ち手
GraphQL Admin APIのOrderクエリにcartTokenを追加し、カゴ落ちツールやBIシステムへそのままフィードする。
効果
REST APIへの追加呼び出しが不要になり、データパイプラインを一本化できる。実装コスト・API呼び出し数の両方を削減可能。
技術メモ
返却値はRESTのcart_tokenと同一の文字列。既存のカゴ落ちロジックをほぼそのまま流用できる。
課題
カスタムアプリでGraphQL APIに移行中だが、注文にひも付くカートトークンだけRESTを残す必要があり、移行が止まっていた。
打ち手
cartTokenフィールドの追加により、該当箇所をGraphQLクエリに置き換え、REST依存を完全に解消できる。
効果
GraphQL完全移行のブロッカーが解消され、API認証・バージョン管理・レート制限の一元化が実現する。
技術メモ
REST→GraphQL移行完了後はRESTエンドポイントのアクセストークンスコープ見直しも検討できる。
課題
サードパーティ製フルフィルメントアプリが、カートトークンをキーに在庫・推薦ロジックを実行しているが、GraphQL Webhook経由では値が取れなかった。
打ち手
Webhook受信後にGraphQL Admin APIでOrder { cartToken }を照会し、カートトークンを下流システムへ渡すフローを構築する。
効果
Webhookとその後のAPI呼び出しをGraphQLだけで統一でき、認証やエラーハンドリングのコードが簡素化される。
技術メモ
Webhookペイロード自体にcartTokenが含まれるかは本記事の元情報には記載なし。個別確認推奨。

3技術者目線のポイント

項目 内容
対象API GraphQL Admin API の Order オブジェクト
フィールド名 cartToken(GraphQL)/ cart_token(REST、既存)
返却値 注文作成に使用されたカートに紐づくトークン文字列(RESTと同一値)
対応APIバージョン 元記事に記載なし。公式ドキュメントで確認を推奨
移行・後方互換 REST の cart_token は引き続き利用可能。破壊的変更なし
🔍 クエリ例のイメージ(参考)
GraphQL Admin APIで注文を取得する際に cartToken をフィールドとして指定するだけで値が返ります。REST移行時は cart_tokencartToken の命名変換(スネークケース→キャメルケース)に注意してください。

GraphQL Admin APIのOrderオブジェクトにcartTokenが追加されたことで、注文とカートの紐づけ処理をGraphQLだけで完結できるようになり、REST依存を解消したシンプルなデータパイプライン構築が可能になります。

Source: https://shopify.dev/changelog/new-field-carttoken-added-to-the-order-graphql-admin-api | 公開日: 2026年5月12日