POS UPDATE

POSでスキャン可能な割引コードQRコード対応

POS v11.5〜 Admin生成QRコードで店頭・オンライン双方の割引適用がシームレスに

Shopify Admin割引コード作成QRコード生成QRコード/{shop}.myshopify.com/discount/{CODE}POS スタッフチェックアウト時スキャン顧客オンラインストアで適用

POS バージョン 11.5 から、Shopify Admin上のすべての割引コードに対してスキャン可能なQRコードを生成できるようになりました。生成されたQRコードはPOSスタッフがチェックアウト時にスキャンする形でも、顧客がオンラインストアのセッション中に自分でスキャンする形でも利用可能です。既存のディスカウントアプリへの変更は不要ですが、アプリ側でQRコードURLを独自生成する場合は、Shopifyが採用するURLエンコード仕様への準拠が求められます。

1変更内容のBefore / After図解

BEFORE v11.5未満割引コードはテキストのみ管理手動でコードを伝達する必要ありPOS適用には口頭・紙での共有が必要ミスや漏れが発生しやすいオンラインとオフラインで別運用施策の統一が困難AFTER v11.5以降AdminからQRコードを即時生成全割引コードに対応POS端末でスキャンし即適用ヒューマンエラーを排除オンライン・オフライン共通のQR運用同一コードで施策を統一

2URLエンコード仕様の詳細

Shopifyが採用するQRコードURLのフォーマットと、エンコードルールは以下のとおりです。

ベースURL: https://{shop}.myshopify.com/discount/{CODE}{CODE} の部分にエンコード済みコード文字列を挿入パターン① 英数字のみ割引コード例: SUMMER20↓ そのまま使用/discount/SUMMER20パターン② 特殊文字含む割引コード例: SAVE 10%↓ 二重URLエンコード/discount/SAVE%252010%2525

3業務に活かせる具体ユースケース

課題
実店舗のレジ周辺でセール告知を行っているが、スタッフが毎回割引コードを手入力しており、ミスや時間ロスが発生している。
打ち手
AdminでセールコードのQRコードを生成し、POPや卓上POPにQRコードを印刷。POS端末のスキャナで読み取るだけで割引を適用する運用に切り替える。
効果
入力ミスの排除とチェックアウト速度の向上。スタッフトレーニングコストも削減できる。
技術メモ
POS v11.5以上が必要。英数字のみのコードであればURLエンコード変換は不要でそのまま利用可能。
課題
オンライン限定クーポンを展示会やポップアップストアで配布したいが、紙クーポンにコードを印刷しても入力の手間で未使用離脱が多い。
打ち手
割引コードのQRコードをフライヤーや名刺サイズカードに印刷して配布。顧客がスマートフォンで読み取ると自動的にオンラインストアの割引URLに遷移し、カートに割引が適用された状態でショッピングを開始できる。
効果
コード入力の摩擦を除去し、クーポン使用率の向上が期待できる。オフラインイベント→オンライン購買のトラッキングにも活用可能。
技術メモ
スペースや%などの特殊文字を含むコードは二重URLエンコードが必要。例: スペース→%2520、%→%2525。
課題
ディスカウントアプリがQRコードのシェア機能を提供したいが、Shopifyと異なるエンコード方式を用いると割引が正しく適用されない恐れがある。
打ち手
アプリ内のQRコード生成ロジックをShopifyのエンコード仕様に合わせて実装する。単純コードはそのまま、特殊文字を含むコードには二重URLエンコードを適用するユーティリティ関数を用意する。
効果
Shopify Admin生成のQRコードと同一の挙動を保証でき、アプリのQRコード機能の信頼性が向上する。
技術メモ
元記事によればアプリ自体への変更は不要だが、QRコードURLを独自生成する場合のみこの実装対応が必要。

4技術者目線のポイント

項目 内容 備考
対応バージョン Shopify POS v11.5 以降 それ以前のバージョンでは本機能は利用不可
QRコード生成場所 Shopify Admin 上の割引コード管理画面 すべての割引コードに対応と記載あり
URLフォーマット https://{shop}.myshopify.com/discount/{CODE} shop はストアのmyshopifyドメイン
エンコード仕様 (英数字) エンコード不要・そのまま使用 例: SUMMER20 → SUMMER20
エンコード仕様 (特殊文字) 二重URLエンコードが必要 例: SAVE 10% → SAVE%252010%2525
アプリへの影響 既存ディスカウントアプリへの変更は不要 QRコードURLを独自生成する場合のみ仕様準拠が必要
API / Liquid 変更 記載なし 公式ドキュメントで最新情報を確認のこと
🔧 二重URLエンコードの実装イメージ(参考)

JavaScript での実装例としては、encodeURIComponent を2回適用するアプローチが考えられます。ただし実際の実装はShopify公式ドキュメントの最新仕様を必ず確認してください。

例: encodeURIComponent(encodeURIComponent('SAVE 10%'))SAVE%252010%2525

POS v11.5対応により割引コードをQRコード化してオムニチャネルで即時適用できるようになりました。ディスカウントアプリの修正は不要ですが、QRコードURLを独自生成する場合はShopify準拠の二重URLエンコードを実装することで、確実な割引適用を保証できます。

Source: https://shopify.dev/changelog/scannable-discount-codes | 公開日: 2026年4月27日