Shopify Payments Payout GraphQLタイプが`external_trace_id`をサポート
Shopifyの決済管理は、GraphQL Admin APIを用いて行われますが、その中で新たなフィールドとしてexternalTraceId
が追加されました。これにより、外部決済システムや金融機関を跨いで支払いを追跡するためのユニークな参照識別子が提供されます。このアップデートにより、支払いの追跡と管理が一層容易になります。
現状の課題と解決策
従来、外部の支払いシステムや金融機関との間で行われる支払いの追跡は、一貫性のある識別子が欠如していました。このため、複数のシステムを跨いでの支払いの管理と追跡は困難でした。
しかし、GraphQL Admin API version 2025-10からは、externalTraceId
という新しいフィールドがShopifyPaymentsPayoutに含まれるようになりました。これが外部の支払いシステムや金融機関との間で行われる支払いの追跡を一元化するための新たな解決策となります。
実装手順とコード例
以下のようにGraphQLクエリを使用して、ShopifyPaymentsPayoutからexternalTraceId
を取得できます。
{ shopifyPaymentsPayouts(first: 5) { edges { node { id status date amountSet { shopAmount { amount currencyCode } } externalTraceId } } } }
パフォーマンス・コスト分析
このアップデートにより、外部の支払いシステムや金融機関との間で行われる支払いの追跡が容易になり、それに伴う管理コストが削減されます。また、支払いの追跡が容易になったことで、エラーの特定や問題の解決が迅速に行えるようになり、業務効率の向上にも寄与します。
実装時の注意点・ベストプラクティス
externalTraceId
はユニークな識別子であるため、対応する支払いを特定するための重要な情報となります。そのため、この情報は適切に管理し、セキュリティを確保することが求められます。
次のステップ・発展案
今後、より詳細な支払い情報の取得や、より複雑な支払いシナリオをサポートするための新フィールドがGraphQL Admin APIに追加される可能性があります。そのため、ShopifyのAPIアップデートには常に注目しておくことが重要です。
参考記事: Shopify Payments Payout GraphQL type supports `external_trace_id`
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