Storefront MCP カートツール廃止
UCP Cart MCPへ移行せよ
2026年8月31日までに /api/ucp/mcp エンドポイントへ切り替えが必要
AIエージェントやカスタムアプリからShopifyのカート操作に/api/mcpエンドポイントを利用している開発者は対応必須。get_cartとupdate_cartの2ツールがStorefront MCPサーバーから廃止され、UCP準拠の新エンドポイント/api/ucp/mcpへの移行が2026年8月31日までに求められます。新Cart MCPではcreate_cart・cancel_cartも追加され、カートライフサイクル全体をカバーします。
01廃止される機能と新ツールの全容
Storefront MCPサーバー(https://{shop}.myshopify.com/api/mcp)で提供されていたget_cartとupdate_cartが廃止対象となります。代わりに登場したCart MCPはUCP(Universal Cart Protocol)カートケイパビリティ(仕様ID: dev.ucp.shopping.cart、バージョン: 2026-04-08)に準拠しており、新エンドポイントhttps://{shop-domain}/api/ucp/mcpで以下の4ツールを提供します。
ラインアイテムとオプションのバイヤーコンテキストを指定して新規カートを作成
カートの現在の状態を取得。旧Storefront MCPと同名だがスキーマが異なる
カートの内容を完全に置き換え(PUTセマンティクス)。差分パッチは不可
カートをキャンセル。idempotency-key(UUID)が必須
02移行の仕組みをビジュアルで理解する
USE CASES03業務に活かせる具体ユースケース
- 課題
- AIチャットボットがShopifyカートを操作するアプリを構築したが、既存の
/api/mcpエンドポイントを使っているため廃止後に動作しなくなる - 打ち手
- エンドポイントを
/api/ucp/mcpへ変更し、get_cart/update_cartのリクエスト・レスポンススキーマを公式ドキュメントに合わせて更新。全リクエストにmetaオブジェクトとucp-agent.profileを付与する - 効果
- 廃止後も途切れることなく動作し、UCP標準への準拠によって将来的な相互運用性も確保される
- 技術メモ
-
update_cartはPUTセマンティクス。部分更新ではなく毎回line_items配列全体を送信する必要があります
- 課題
- カートのキャンセル処理が今まで実装できておらず、ユーザーが離脱したセッションのカートが残り続けるという運用上の問題があった
- 打ち手
- 新Cart MCPの
cancel_cartツールを活用。キャンセル時にはmeta["idempotency-key"]にUUIDを設定して重複リクエストを防ぐ - 効果
- カートライフサイクルをアプリ側でコントロールできるようになり、不要な在庫ホールドの削減につながる
- 技術メモ
-
idempotency-keyはUUID形式が必須。リトライ時も同一キーを使い回すことで二重キャンセルを防止できます
- 課題
- バイヤーコンテキスト(配送先・会員情報など)をカート作成時に渡せず、後から別APIで補完するフローが複雑だった
- 打ち手
-
create_cartのoptional buyer contextパラメータを利用し、カート生成と同時にバイヤー情報をセット - 効果
- API呼び出し回数を削減でき、パーソナライズされたカートを1ステップで生成できる
- 技術メモ
- 旧Storefront MCPには
create_cart相当のツールが存在していなかったため、新Cart MCPでの新機能に当たります
04技術者が押さえるべき5つのポイント
| # | ポイント | 詳細 |
|---|---|---|
| 1 | エンドポイント変更 |
/api/mcp → /api/ucp/mcp へ完全移行。ホストは{shop-domain}形式(.myshopify.comサブドメイン) |
| 2 | metaオブジェクト必須 | 全リクエストにucp-agent.profileを含むmetaオブジェクトを付与する必要あり。記載なしの場合の挙動は公式ドキュメントを要確認 |
| 3 | PUTセマンティクス(update_cart) |
update_cartは差分パッチではなくカート全体を置き換える。毎回line_items配列全体を送信しないと意図せずアイテムが消える可能性あり |
| 4 | cancel_cartのidempotency-key | UUID形式のmeta["idempotency-key"]がcancel_cart呼び出し時に必須。冪等性保証のため同一操作では同じUUIDを再利用する |
| 5 | 廃止期限とドキュメント方針 | 旧ツールのサポートは2026年8月31日まで。それ以降の公式ドキュメントはCart MCPのみを参照。早期移行を推奨 |
AIエージェント・カスタムアプリのカート機能を途切れさせないために、2026年8月31日の廃止前に/api/ucp/mcpエンドポイントへの移行とUCP準拠の実装を完了させましょう。
Source: https://shopify.dev/changelog/storefront-mcp-cart-tools-are-being-deprecated-in-favour-of-ucp-cart-mcp | 公開日: 2026年6月24日






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