SUBSCRIPTIONS

サブスクリプション契約計算APIが刷新
SubscriptionContractCalculation API 登場

チェックアウトエンジン経由の契約編集で、Functions対応・請求整合・変更プレビューを一挙に実現

アプリ / 開発者契約編集リクエストSubscriptionContractCalculation APICheckoutエンジン経由計算結果プレビュー合計 / 配送 / 警告確定前に確認可

このAPIはサブスクリプションアプリを開発するすべての開発者を対象に、2026年10月1日より利用可能になりました。契約編集をShopifyのチェックアウトエンジン経由で処理することで、Shopify Functionsの適用・請求画面との整合・変更前プレビューという3つの新能力を提供します。

1Before / After 比較

SubscriptionDraft API(旧)✗ Shopify Functions 非対応✗ 請求画面との差異が発生しうる✗ 変更前プレビュー機能なし✗ カートTransform非対応✗ 配送カスタマイズ非対応引き続き利用可能(新機能なし)SubscriptionContractCalculation(新)✓ Shopify Functions 完全対応✓ 請求画面と完全に一致✓ 変更前にフルプレビュー可✓ カートTransform対応✓ 配送カスタマイズ対応移行推奨

2業務ユースケース

課題
サブスクリプション商品に動的な割引ロジックをShopify Functionsで設定しているが、契約更新時に適用されずズレが生じていた
打ち手
SubscriptionContractCalculation APIへ移行し、カートTransform Functionを契約計算フローに組み込む
効果
Functionで定義した割引・バンドルロジックがサブスク更新時にも正しく反映され、顧客への請求額が一貫する
技術メモ
cart_transform および delivery_customization タイプのFunctionが計算時にサポートされることを公式が明示
課題
サブスク契約を管理画面で変更した際、加入者が実際に受け取る請求メールの金額と管理画面上の数字が一致しないクレームが発生していた
打ち手
新APIを利用して契約編集をチェックアウトエンジン経由で処理し、加入者が請求時に見る画面と同じ計算ロジックを適用する
効果
請求画面と管理画面の金額が整合し、顧客からの問い合わせや返金対応を削減できる
技術メモ
「Contract edits align with what the subscriber sees during billing」と明記されており、同一エンジンでの計算が保証される
課題
サブスク契約の内容変更(プラン変更・商品追加など)を加入者セルフサービスで提供したいが、変更後の金額・配送オプションを事前確認する手段がなく、誤操作リスクが高かった
打ち手
変更を確定(persist)する前にCalculation APIでプレビュー結果を取得し、合計金額・配送オプション・警告メッセージをUIに表示してから確定ステップへ進む2ステップフローを実装する
効果
加入者が変更内容を事前に確認してから確定できるため、誤変更や予期しない請求を防止しUX向上につながる
技術メモ
プレビューで返却されるのは「totals, delivery options, warnings」の3要素。変更を永続化せずに結果だけ取得できる点が新APIの核心機能

3技術者向けポイント

観点 詳細
対象API SubscriptionContractCalculation API(新規)/SubscriptionDraft API(既存・継続提供)
Shopify Functions対応 cart_transform・delivery_customization の両タイプが契約計算時にサポートされる
プレビュー機能 変更を永続化する前に合計額・配送オプション・警告を取得可能。確定前確認フローの実装に活用できる
既存APIの扱い SubscriptionDraft APIは引き続き利用可能だが、今後の新機能は追加されない。移行が推奨される
移行リソース 公式移行ガイド・サブスクリプションビルドガイド・APIドキュメントが更新済み(元記事リンク参照)
APIバージョン 元記事に具体的なバージョン番号の記載なし。公式APIドキュメントで最新バージョンを確認のこと
移行の判断ポイント
  • Shopify Functionsを既に利用している場合 → 早期移行を強く推奨
  • 請求金額の整合性問題が発生している場合 → 新APIで解消できる可能性が高い
  • セルフサービスの変更確認UIを実装したい場合 → プレビュー機能が前提となる
  • 現状SubscriptionDraft APIで問題ない場合 → 引き続き利用可能だが将来の機能追加はなし

サブスクリプション契約編集をShopifyのチェックアウトエンジンと完全統合するSubscriptionContractCalculation APIにより、Shopify Functions連携・請求整合性・変更前プレビューを実装でき、加入者体験と運用品質を同時に高められます。

Source: https://shopify.dev/changelog/new-subscriptioncontractcalculation-api-for-subscription-management | 公開日: 2026年10月1日