税金計算Webhookと顧客・企業メタフィールドを含む計算リクエスト
ShopifyのAPIバージョン2026-01で、税金計算リクエストに顧客や企業のメタフィールドを含むようになりました。これにより、税金計算に影響を及ぼす可能性のある顧客や企業のカスタムデータにアクセスし、より正確な税金の決定とコンプライアンスレポーティングが可能となります。
技術的課題の定義と現状分析
従来、税金計算リクエストには購入者のメタフィールドが含まれていませんでした。これは、特定の顧客や企業に対するカスタムデータを取り扱う際に制約となり、精密な税金計算や適切なコンプライアンスレポーティングを行うことが難しくなっていました。
具体的な技術的ソリューションの提案
新たに導入されたAPIバージョン2026-01では、税金計算リクエストに顧客や企業のメタフィールドを含めることが可能となりました。これにより、マーチャントが定義した購入者の属性にアクセスし、税金の計算精度を向上させることができます。
実装手順とコード例
購入者のセクションに新たにmetafields配列が追加されました。以下にその実装手順とコード例を示します。
顧客メタフィールド(D2Cオーダー向け):
個々の顧客に対してマーチャントが定義したカスタム属性を含みます。処方箋の有無、免税証明書、顧客の分類などが含まれます。
実装前(2025-10以前):
{
"customer": {
"id": "123",
"exemptions": []
}
}
実装後(2026-01以降):
{
"customer": {
"id": "123",
"exemptions": [],
"metafields": [
{
"namespace": "custom",
"key": "has_prescription",
"type": "boolean",
"value": "true"
}
]
}
}
企業メタフィールド(B2Bオーダー向け):
ビジネス顧客に対してマーチャントが定義したカスタム属性を含みます。卸売ステータス、再販証明書、ビジネス分類などが含まれます。
実装前(2025-10以前):
{
"purchasing_company": {
"company": {
"id": "456",
"external_id": "ACME-001"
},
"company_location": {
"id": "789",
"external_id": "ACME-LOCATION-001"
}
}
}
実装後(2026-01以降):
{
"purchasing_company": {
"company": {
"id": "456",
"external_id": "ACME-001",
"metafields": [
{
"namespace": "custom",
"key": "customer_class",
"type": "single_line_text_field",
"value": "wholesale"
}
]
},
"company_location": {
"id": "789",
"external_id": "ACME-LOCATION-001"
}
}
}
パフォーマンス・コスト分析
この更新により、税金計算の精度が向上し、コンプライアンスレポーティングが容易になります。その結果、税金の誤計算やコンプライアンス違反による潜在的なコストを削減できます。
実装時の注意点・ベストプラクティス
メタフィールドのnamespace, key, type, valueが正確に設定されていることを確認してください。また、D2CとB2Bの両方のオーダーに対応するため、顧客メタフィールドと企業メタフィールドの両方を適切に設定することが重要です。
次のステップ・発展案
今後の開発では、さらに多くのメタフィールドを追加することで、税金計算の精度と柔軟性を高めることが可能となります。
参考記事: Tax summary webhook and calculation requests now include customer and company metafields






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