UCPロケーション検索で
商人の実店舗を発見する
UCP 2026-08-25以降、AIエージェントが実店舗の検索・絞り込み・商品在庫確認をMCP経由で実行可能に
本機能はUCP 2026-08-25から利用可能。Shopifyストアフロントに接続するAIエージェントが、実店舗の一覧取得・名前/都市/距離での絞り込み・商品取扱い店舗の確認をMCPエンドポイント経由で実行できるようになります。オプション機能のため、現在ロケーション機能を使用していない場合は変更不要です。
1Before / After: 何が変わるか
22つのMCPツールの仕様
3業務に活かせる具体ユースケース
ユースケース① 近くの店舗で商品を今すぐ受け取りたいバイヤーのサポート
- 課題
- ECサイトで商品を検索したバイヤーが「今日中に手に入れたい」と要望するが、どの実店舗で取り扱っているかAIエージェントが判断できなかった。
- 打ち手
- バイヤーが共有した現在地を
distance.centerに設定し、filters.itemsに対象商品バリアントIDを指定してsearch_locationsを呼び出す。半径内で全バリアントを取り扱う店舗一覧を取得し、バイヤーに提示する。 - 効果
- エージェントが手動調査なしに最寄りの取扱い店舗を特定でき、バイヤーの来店意思決定を即時サポートできる。
- 技術メモ
-
distance.centerはバイヤーが明示的に選択・共有した座標のみ使用すること。IPアドレスや文脈からの推定はShopifyが非対応かつ推奨されない。
ユースケース② 複数店舗IDを一括で詳細確認するバックオフィス処理
- 課題
- 在庫管理システムや基幹システムが保持するロケーションIDリストに対して、最新の店舗名・住所・座標を一括で同期したい。
- 打ち手
-
lookup_locationsにロケーションIDをバッチで渡す。10件を超える場合はbatch_limit_appliedメッセージを検知し、残りのIDを次リクエストで送信するループ処理を実装する。 - 効果
- 複数リクエストに分割しても確実に全件取得でき、店舗マスターデータの定期同期を自動化できる。
- 技術メモ
- 一度に処理されるのは先頭10件の重複なしIDのみ。IDに重複がある場合は自動的に除外される。
ユースケース③ チャット型ショッピングアシスタントへの実店舗情報統合
- 課題
- LLMベースのショッピングアシスタントがオンラインカートの提案はできるが、実店舗での購入オプションを案内できなかった。
- 打ち手
- エージェントプロファイルに
dev.ucp.common.location.searchとdev.ucp.common.location.lookupを宣言し、ショップの/.well-known/ucpディスカバリープロファイルに両ケイパビリティが含まれている場合のみツールを呼び出すロジックを実装する。 - 効果
- オンライン購入と実店舗購入の両方を一つの会話フローで案内できるオムニチャネル体験を実現できる。
- 技術メモ
- 実店舗を持たないショップは
/.well-known/ucpにケイパビリティを掲載しない。ケイパビリティ存在確認を必ずツール呼び出しの前提条件とすること。
4技術者目線のポイント
| 項目 | 詳細 | ステータス |
|---|---|---|
| 対応UCPバージョン | UCP 2026-08-25 以降が必須。それ以前のバージョンを交渉しているインテグレーションは影響を受けない | 要バージョン指定 |
| ケイパビリティ名 |
dev.ucp.common.location.search / dev.ucp.common.location.lookup の2つをエージェントプロファイルで宣言する |
任意 |
| 在庫確認の扱い | 商品バリアントの「一致」はShopify既存の店舗在庫ルールに従う。在庫数・集荷確約・予約ではない点に注意 | 暫定扱い必須 |
| 非対応フィルター | 営業時間(hours)・設備(amenities)・カスタムフィルター・serves関係は非対応。リクエストに含めると無視ではなく invalid_input エラーが返る |
エラー返却 |
| 集荷チェックアウト | 選択した店舗での集荷チェックアウトは現時点で非対応。在庫確認後の最終的な受取確認はカート・チェックアウトで別途行うこと | 非対応 |
| 既存インテグレーションへの影響 | ロケーション機能を現在使用していない場合は変更不要。実店舗を持たないショップはケイパビリティ自体を広告しない | 影響なし |
5セットアップ手順フロー
UCP 2026-08-25対応のエージェントプロファイルにロケーションケイパビリティを宣言するだけで、AIエージェントが商人の実店舗を名前・都市・距離・商品取扱い状況で検索できるようになり、オンラインとオフラインを横断するシームレスなショッピング体験の構築が可能になります。
※ 本記事はShopify公式の独立系解説メディア「compass」が執筆したものです。機能の詳細や最新情報は必ず公式ドキュメントでご確認ください。
Source: https://shopify.dev/changelog/discover-a-merchant-s-retail-stores-with-ucp-location-search-and-lookup | 公開日: 2026年10月22日






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