useBuyerJourneyIntercept
廃止と移行ガイド
クライアントサイドのバリデーションから、サーバーサイドFunctionsへ
2026-07 APIバージョンより、checkout UI extensionsで使用されてきた useBuyerJourneyIntercept フックと、それが依存する block_progress ケイパビリティが非推奨(deprecated)となりました。既存の拡張機能は現行・過去のAPIバージョンでは引き続き動作しますが、将来のバージョンで削除される予定のため、今から移行計画を立てる必要があります。移行先はShopify Functionsのサーバーサイド処理です。
01何が廃止されるのか
今回の非推奨化の対象は以下の2点です。
checkout UI extensionsで使用するPreactフック。購入フローの途中でビジネスロジックを差し込み、進行をブロックする役割を担っていた。
shopify.extension.toml 設定ファイルに記述するケイパビリティ宣言。このフックを使う拡張機能には必須の設定だったが、フックと共に非推奨となる。
02Before / After:アーキテクチャの変化
USE CASES03業務別 移行ユースケース
- 課題
- 特定の顧客セグメントや購入条件に応じたビジネスルール(例:法人向け購入条件、年齢確認など)をチェックアウト時に強制していた
- 打ち手
- Cart and Checkout Validation Functionへ移行。サーバーサイドで同等のルールチェックを実装する
- 効果
- 通常チェックアウトだけでなく、エクスプレスウォレット(Shop Pay等)やエージェント型チェックアウトでも同じルールが一貫して適用される
- 技術メモ
- Functionはサーバーサイド実行のため、クライアント環境の差異に依存しない安定したバリデーションが実現できる
- 課題
- 特定の割引コードをチェックアウト途中で拒否し、ユーザーにカスタムエラーメッセージを表示していた
- 打ち手
- Discount Function APIへ移行。同APIは現在、カスタムメッセージ付きで割引コードを拒否する機能をサポート
- 効果
- 割引コード拒否のロジックをUI extensionから切り離し、Function側で管理することで保守性が向上する
- 技術メモ
- Discount Function APIがカスタムメッセージ付き拒否をサポートしたことで、移行後もユーザー体験を損なわずに同等の制御が可能
- 課題
- 上記に該当しないカスタムユースケースで useBuyerJourneyIntercept を使用しており、Functionsへの移行パスが不明確
- 打ち手
- Shopifyコミュニティフォーラム(https://community.shopify.dev/t/the-buyer-journey-intercept-api-is-now-deprecated/35930)に自身のユースケースを投稿し、代替策を相談する
- 効果
- Shopifyチームおよびコミュニティから移行方針のフィードバックを得られる可能性がある
- 技術メモ
- 公式が明示的にコミュニティへの投稿を案内しているため、エッジケースはまず情報収集を優先すること
04技術者が押さえるべき5つのポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 非推奨開始バージョン | 2026-07 APIバージョンより非推奨。既存の拡張機能は現行・過去バージョンでは引き続き動作する |
| 削除時期 | 将来のバージョンで削除予定。具体的なバージョンは元記事に記載なし。早期の移行計画を推奨 |
| toml設定の変更 |
shopify.extension.toml に記載している block_progress ケイパビリティも削除が必要。設定ファイルの見直しを忘れずに |
| 主な移行先① | ビジネスルール強制 → Cart and Checkout Validation Function(サーバーサイド、全チェックアウト面で動作) |
| 主な移行先② | 割引コード拒否 → Discount Function API(カスタムメッセージ付き拒否をサポート済み) |
05移行判断フロー
Source: https://shopify.dev/changelog/deprecating-the-usebuyerjourneyintercept-api-on-checkout-ui-extensions | 公開日: 2026年7月2日






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