API CHANGE

marketingEngagementCreate
isCumulative 引数 廃止

累積エンゲージメント送信から非累積形式へ — 今すぐ移行を

BEFOREisCumulative: true累積値をそのまま送信DEPRECATEDAFTERisCumulative: false差分値(非累積)で送信marketingEngagementCreateisCumulative → default: false既存アクティビティはいつでも移行可能

ShopifyはmarketingEngagementCreateミューテーションのisCumulative引数を廃止予定とし、デフォルト値をfalseに変更します。累積メトリクスを送信しているすべてのマーケティングインテグレーションは、非累積(差分)形式への移行が必要です。既存のアクティビティはいつでも移行できます。

OVERVIEW

01変更内容:累積から非累積へ

CUMULATIVE (廃止)Day1送信: clicks=100Day2送信: clicks=230 (累積)Day3送信: clicks=310 (累積)→ Shopify側で差分計算が必要isCumulative: true → 廃止予定NON-CUMULATIVE (推奨)Day1送信: clicks=100Day2送信: clicks=130 (差分)Day3送信: clicks=80 (差分)→ そのまま加算可能isCumulative: false (デフォルト)移行

「累積値」とは、計測開始からの合計数を毎回送る方式。「非累積(差分)値」とは、前回送信からの増分のみを送る方式です。Shopifyは今後、差分値のみを受け付けるよう仕様を統一します。

USE CASES

02業務に活かせる具体ユースケース

課題
既存のメールマーケティングアプリが、キャンペーン開始から累積クリック数をまとめてAPIに送信していた
打ち手
各送信バッチで「前回値との差分」を計算し、isCumulative: false(またはフィールド省略)で送信するよう処理を変更する
効果
Shopifyのマーケティング分析ダッシュボードでの二重計上リスクを排除し、正確なエンゲージメント集計が可能になる
技術メモ
差分計算ロジックをアプリ側で保持する必要がある。前回送信値をDBやKVSに記録しておくことを推奨
課題
広告プラットフォーム連携アプリが、インプレッション数・クリック数を累積値でShopifyに同期していた
打ち手
プラットフォームAPIから取得するレスポンスが累積値の場合、直前取得値との差分を算出してからmarketingEngagementCreateに渡すアダプター層を実装する
効果
期間別のパフォーマンスレポートが正確になり、Shopify Analyticsとの整合性が向上する
技術メモ
プラットフォームによっては差分値を直接取得できるAPIエンドポイントが存在する場合もあるため、仕様を再確認することを推奨
課題
新規にマーケティングアプリを開発する際に、isCumulative引数の扱いを誤りそう
打ち手
新規実装ではisCumulative引数を省略するか、明示的にfalseを渡す設計にする。廃止予定の引数はコードレビューチェックリストに追加する
効果
将来の完全廃止後も動作し続ける堅牢なインテグレーションを最初から構築できる
技術メモ
引数を省略してもデフォルトfalseが適用されるため、省略する書き方が最もシンプルで将来互換性が高い
FOR DEVELOPERS

03技術者向けポイント

廃止isCumulative 引数

対象ミューテーション: marketingEngagementCreate。引数は廃止予定(Deprecated)となり、デフォルト値はfalse固定になります。

推奨移行タイミング

公式には「いつでも移行可能」と明記されています。完全廃止の時期は元記事に記載なし。早期移行を推奨します。

APIGraphQL変更点

ミューテーション自体は引き続き使用可能。isCumulative引数を除去するかfalseに変更するだけで対応完了です。

注意データ整合性に注意

移行前後で同一期間のデータが重複カウントされないよう、移行タイミングの境界値を慎重に設計してください。移行日のデータ取り扱いを明確に定義することが重要です。

確認影響範囲の特定

自社・受託アプリでisCumulative: trueを明示的に渡している箇所をコード検索で洗い出し、優先度をつけて対応しましょう。

確認項目 内容 状態
isCumulative: true の使用箇所 コード全体をgrep/検索で洗い出す 要対応
差分計算ロジックの実装 アプリ側で前回値を保持し差分を算出 設計必要
isCumulative: false または省略 新規実装・修正済み箇所に適用 推奨
移行境界値の定義 移行日のデータ重複防止 要確認
完全廃止スケジュール 公式発表を待つ(元記事に記載なし) 記載なし

「マーケティングエンゲージメントAPIの非累積移行対応で、Shopify Analyticsの集計精度を確保しましょう。」

Source: https://shopify.dev/changelog/deprecation-of-cumulative-marketing-engagements | 公開日: 2026年7月1日