フォントライブラリ更新:廃止フォントの自動置換
Shopifyはオープンソースフォントへの移行を進めています。その一環として、廃止予定のフォントを自動的に類似のスタイルのフォントに置き換える実装が進んでいます。
1. 技術的課題の定義と現状分析
オンラインストアのテーマ、チェックアウト、Shopify Formsアプリなどで使用されている廃止予定のフォントは、2025年8月までに段階的に自動置換されます。これにより、廃止フォントを使用しているストアは、元の選択と似た視覚的特性を保つ置換フォントに更新されます。
2. 具体的な技術的ソリューションの提案
テーマストアでテーマを作成している方は、2025年1月3日の期限までにテーマのプリセットを更新していることが望ましいです。まだ行っていない場合は、廃止予定のフォントリストを確認し、推奨の置換フォントか、自身で選択した他の使用可能なフォントで影響を受けるプリセットを更新してください。
3. 実装手順とコード例
テーマの設定ファイルから廃止予定のフォントを探し、新しいフォント名に書き換えることで実装します。以下にその一例を示します。
// Before
{
"type": "font_picker",
"id": "body_font",
"label": "Body font",
"default": "Helvetica Neue"
}
// After
{
"type": "font_picker",
"id": "body_font",
"label": "Body font",
"default": "Open Sans"
}
4. パフォーマンス・コスト分析
この更新により、Webページの読み込み時間が短縮され、ユーザーエクスペリエンスが向上します。また、オープンソースフォントへの移行は、ライセンスコストの削減にもつながります。
5. 実装時の注意点・ベストプラクティス
既存のテーマ設定に影響を与えず、新しいフォントへの移行をスムーズに行うために、テーマのバックアップを取った上で更新作業を行うことをお勧めします。
6. 次のステップ・発展案
この自動置換の流れを受け、次に考えられるステップとして、さらにユーザビリティを高めるためのテーマのリファクタリングがあります。
参考記事: Font library updates: automatic replacement for deprecated fonts
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