「InventoryItem.variant」フィールドが非推奨に、新たに「InventoryItem.variants」接続へ移行
技術的課題の定義と現状分析
ShopifyのInventoryItemオブジェクトにおいて、「InventoryItem.variant」フィールドが非推奨となる予定です。これは、将来のAPIバージョンで削除される予定であるため、現状のShopify開発者にとっては重要な課題となります。「InventoryItem.variant」は従来、単一のバリアントオブジェクトを取得するために使用されていましたが、新たに「InventoryItem.variants」接続が導入されることで、より柔軟なバリアントの取得が可能となります。
具体的な技術的ソリューションの提案
この課題を解決するためには、「InventoryItem.variant」の代わりに「InventoryItem.variants」接続を使用することが推奨されています。新たな「variants」接続を用いることで、ProductVariantsをページネーション接続を通じて取得できるようになります。これにより、将来的には単一のInventoryItemが複数のバリアントを共有する状況に対応できる準備が整うことになります。
実装手順とコード例
具体的な実装手順としては、GraphQLのクエリを修正し、「variant」を「variants」に置き換える作業が必要となります。「variants」は接続であるため、「edges」と「nodes」をリクエストする必要があります。
以下に「variant」を使用した古いコード例と、「variants」を使用した新しいコード例を示します。
Before (deprecated):
{
inventoryItem(id: "gid://shopify/InventoryItem/123") {
variant {
id
sku
}
}
}
After (recommended):
{
inventoryItem(id: "gid://shopify/InventoryItem/123") {
variants(first: 10) {
edges {
node {
id
sku
}
}
}
}
}
パフォーマンス・コスト分析
新しい「variants」接続の導入により、ProductVariantsの取得がページネーション接続を通じて行えるようになるため、一度のクエリで取得できるバリアントの数を柔軟に調整できます。これにより、必要なデータだけを効率的に取得できるため、パフォーマンス改善やコスト削減につながる可能性があります。
実装時の注意点・ベストプラクティス
非推奨となった「variant」フィールドは、APIバージョン「2026-01」以降も機能しますが、いずれ削除される予定です。そのため、早めにクエリの更新を行い、未来のAPIバージョンに対応することが推奨されます。
次のステップ・発展案
初期段階では「variants」接続は単一のノードを返しますが、将来的には複数のノードを返す可能性があるため、それに対応したコードの設計を行うことが重要です。
参考記事: InventoryItem.variant field deprecated in favor of InventoryItem.variants connection






Share:
`OrderTransaction`の`receiptJson`はGraphQL Admin APIで非推奨になりました
在庫調整と返金変更に対する冪等性の追加