Developer Preview

物理在庫APIプレビュー:棚・カウント・発注書をGraphQLで管理

倉庫の棚・在庫数・発注書をAPIで操作できる先行機能。unstable版GraphQL Admin APIで今すぐ構築・テスト可能。

🗂️Bins棚・ラック等の保管場所を定義📦CountsBin単位で在庫数をセット・参照📋Purchase Orders発注書・明細・サプライヤーを参照

Shopify GraphQL Admin API(unstable版)に「物理在庫」機能プレビューが追加されました。開発ストアでフィーチャープレビューを有効化すると、倉庫内の棚(Bin)・在庫カウント・発注書の3つのコアAPIに早期アクセスできます。APIは現在アクティブ開発中のため、フィードバック収集を目的とした先行公開という位置づけです。

1含まれる機能:3つのAPI群

Physical Inventory Feature Preview(unstable GraphQL Admin API)Bins API・ Bin の作成・更新・ Bin 内の在庫数を読取り・ 棚/ラック等の名称付き 保管場所を定義Counts API・ inventoryCountCreate ミューテーションを使用・ Bin × 商品の 実在庫数をセットPurchase Orders API・ 発注書データを読取り・ 明細(line items)参照・ サプライヤー情報参照(現状は読み取り専用)

2有効化の手順と制約

① 開発ストアを用意または作成② Physical inventoryフィーチャープレビューを有効化③ アプリをunstable版GraphQL APIで構成⚠ プレビュー未有効のストアからのAPIコールはアクセスエラーになります

3業務に活かせる具体ユースケース

課題
倉庫内のどの棚に何が何個あるか把握できず、ピッキング時に時間がかかる
打ち手
Bins APIで棚ごとの保管場所を定義し、Counts APIで棚単位の実在庫数を登録・管理する
効果
商品ロケーション管理をShopify内で完結でき、ピッキング指示の精度が向上
技術メモ
inventoryCountCreateミューテーション + Bin IDを紐づけて在庫数をセット。unstable版APIのみ対応
課題
発注書データが別システムに散在し、入荷予定と現在庫の突き合わせが手作業になっている
打ち手
Purchase Orders APIで発注書・明細・サプライヤー情報をGraphQLで取得し、社内ダッシュボードへ連携
効果
入荷情報をShopifyから直接参照でき、外部システムとのデータ同期コストを削減
技術メモ
現状はRead(読み取り)のみ。書き込みAPIの提供可否は元記事に記載なし
課題
本番環境でいきなりWMS(倉庫管理システム)連携を実装するのはリスクが高い
打ち手
開発ストアにフィーチャープレビューを有効化し、スキーマと挙動を先行検証。フィードバックをShopifyへ提供
効果
APIが正式安定版になる前にアーキテクチャ設計・テストを完了でき、リリース後の移行コストを最小化
技術メモ
フィーチャープレビューは開発ストアのみ対象。本番ストアへの適用可否は記載なし

4技術者目線のポイント

項目 内容 ステータス
対象APIバージョン GraphQL Admin API unstable版 のみ 不安定版
有効化条件 開発ストアで「Physical inventory」フィーチャープレビューを明示的にON 要設定
未有効ストアからのコール アクセスエラーが返る(エラー詳細は記載なし) エラー
Purchase Orders API 読み取り(発注書・明細・サプライヤー)のみ明記。書き込みの可否は記載なし 読取のみ確認
スキーマ安定性 アクティブ開発中につきスキーマ・挙動は変更される可能性あり 変更可能性あり
既存ロケーション在庫との統合 公式ガイド「Physical inventory feature preview guide」に詳細あり(元記事よりリンク先参照を推奨) 公式ガイド参照
「倉庫の棚管理・在庫カウント・発注書をShopify APIで一元管理できる物理在庫機能のプレビューが公開されました。unstable版GraphQL APIと開発ストアを使って今すぐ先行検証を開始できます。」

Source: https://shopify.dev/changelog/physical-inventory-feature-preview | 公開日: 2026年7月17日 / 本記事はcompassによる独立系メディアの解説です。最新仕様・正式情報は必ず公式ドキュメントをご確認ください。