API CHANGE

POS現金管理API
新フィールド追加

キャッシュドロワー残高・現金カウントの詳細をGraphQLで直接取得可能に

GraphQL Admin APICashDrawerbalance (NEW)id / namecashCountActivitiesCASH COUNT ACTIVITYCashCountActivityexpectedBalance (NEW)countedBalance (NEW)discrepancy (NEW)occurredAt / typeINTEGRATION活用先会計システム連携監査ログ生成差異アラート

2026年7月31日より、ShopifyのGraphQL Admin APIにPOS現金管理に関する新フィールドが追加されました。CashDrawerオブジェクトにはドロワー残高を直接取得できるフィールドが、CashCountActivityオブジェクトには現金カウント時の期待残高・実測残高・差異などの詳細フィールドが加わり、バックオフィス連携や現金管理の自動化がより容易になります。

WHAT'S NEW

01追加された新フィールドの概要

今回の更新でGraphQL Admin APIの現金管理リソースに複数の新フィールドが追加されました。大きく「CashDrawerの残高フィールド」と「CashCountActivityの詳細フィールド」の2カテゴリに分かれます。

新フィールド一覧CashDrawerキャッシュドロワーオブジェクトbalance現在のドロワー残高 (NEW ✦)idドロワー識別子nameドロワー名称cashCountActivities関連する現金カウント一覧CashCountActivity現金カウント活動オブジェクトexpectedBalanceシステムが算出した期待残高 (NEW ✦)countedBalanceスタッフが実際に数えた残高 (NEW ✦)discrepancy期待値と実測値の差異金額 (NEW ✦)occurredAt / type発生日時・活動種別 (既存)✦ 今回追加された新フィールドUSE CASES

02業務に活かせる具体ユースケース

課題
閉店時のレジ締め作業で、POSの画面を開かないと現在の現金残高が確認できず、外部の会計ツールや在庫管理システムとのデータ連携が手動になっていた。
打ち手
CashDrawerの新しいbalanceフィールドをGraphQLで定期ポーリングまたはWebhookトリガーで取得し、会計システムへ自動送信するスクリプトを実装する。
効果
手動転記ミスがなくなり、日次の現金照合作業を大幅に自動化できる。リアルタイムに近い残高把握が可能になる。
技術メモ
GraphQL Admin APIのcashDrawerクエリにbalanceフィールドを追加するだけで取得可能。既存クエリへの追記で対応できる。
課題
複数店舗・複数レジを運営する小売業者が、現金差異(過不足)の発生をリアルタイムで把握できず、月次棚卸しまで問題の発見が遅れていた。
打ち手
CashCountActivityのdiscrepancyフィールドを取得し、設定した閾値を超えた場合にSlackやメールで管理者へアラートを自動送信するカスタムアプリを構築する。
効果
現金差異を発生直後に検知できるため、不正や計算ミスの早期発見・是正が可能になる。店舗ごとの差異傾向分析にも活用できる。
技術メモ
discrepancyはMoneyオブジェクト形式で返る可能性が高いため、amountcurrencyCodeの両サブフィールドを指定してクエリを構成すること(詳細は公式ドキュメントで確認を)。
課題
内部監査や税務調査に備えて現金取り扱いの証跡を残したいが、POSのUIからCSVエクスポートするだけでは詳細な現金カウント履歴(期待値・実測値の両方)が取れなかった。
打ち手
CashCountActivityのexpectedBalancecountedBalancediscrepancyoccurredAttypeを一括取得し、監査ログDBへ定期同期するバッチ処理を実装する。
効果
監査時に「いつ・誰が・いくらを数えた・差異はいくらか」を一元的に提示できる証跡管理が実現。コンプライアンス対応の工数を削減できる。
技術メモ
バッチ取得にはカーソルベースのページネーション(first/after引数)を活用し、大量レコードでもレート制限を回避できる設計にすること。
DEVELOPER NOTES

03技術者が押さえておくべきポイント

項目 内容 補足
対象API GraphQL Admin API REST APIへの追加は元記事に記載なし
対象オブジェクト① CashDrawer 新フィールド: balance
対象オブジェクト② CashCountActivity 新フィールド: expectedBalance / countedBalance / discrepancy
利用可能時期 2026年7月31日より 元記事の公開日をもって利用可能と判断
破壊的変更 なし(追加のみ) 既存クエリへの影響なし。フィールドを追加するだけで利用開始できる
対象プラン 記載なし POSを利用しているプランが前提と推測されるが、公式ドキュメントで確認を
APIバージョン 記載なし 利用可能な最小バージョンは公式ドキュメントで確認を
データ取得フロー(新フィールド活用例)Shopify POS現金操作GraphQLAdmin APIbalanceexpectedBalancediscrepancy ...外部システム会計・監査・アラートcashDrawer querybalanceを追記するだけcashCountActivity3フィールドが新規追加既存クエリへのフィールド追加のみで利用開始可能(破壊的変更なし)

「POSの現金残高・差異データをGraphQLで直接取得できるようになり、現金管理の自動化・監査対応・外部システム連携をコードだけで完結できます。」

Source: https://shopify.dev/changelog/new-fields-for-cash-management-activities-and-drawers | 公開日: 2026年7月31日