1注文で配送+店舗受取が同時選択可能に
Shopify Plus・Enterprise限定で提供開始。アプリ開発者は今すぐテスト対応を。
この変更はShopify PlusおよびEnterpriseマーチャントのアプリ開発者に影響します。現在フィーチャープレビュー期間中であり、本番展開前にアプリの対応が必要です。配送情報・フルフィルメント情報を読み取り・計算・表示するアプリが未対応のままだと、チェックアウトエラーや誤計算、フルフィルメントルーティング失敗を引き起こす可能性があります。
1何が変わったのか:Before / After
以前は配送と店舗受取を同時に選択できず、顧客は2回に分けて注文する必要がありました。今後は1回のチェックアウトで両方を選択でき、注文内部に複数のフルフィルメント注文(FO)が生成されます。
2業務に活かせる具体ユースケース
- 課題
- 「大型家具は配送、消耗品は今日店舗で受け取りたい」という顧客ニーズに今まで対応できず、別々に注文させる手間で離脱が発生していた。
- 打ち手
- フィーチャープレビューを有効化し、チェックアウト時に商品ごとに配送・受取を選択できるUXを提供。
- 効果
- 1回のチェックアウトで完結するため、顧客の操作負荷が下がりカゴ落ち率の改善が見込まれる。
- 技術メモ
- 注文には複数の
deliveryGroupsが返されるため、グループ単位でUI表示を組み立てる必要がある。
- 課題
- OMS・WMS連携アプリが「1注文=1配送方法」を前提に設計されており、混在注文が来ると誤ルーティングや未出荷になる恐れがある。
- 打ち手
- フルフィルメント注文の
delivery_methodフィールドを必ず読み取り、SHIPPINGとPICK_UPで処理を分岐するロジックへ改修する。 - 効果
- 配送商品は倉庫へ、受取商品は店舗スタッフへ自動振り分けされ、ヒューマンエラーを排除できる。
- 技術メモ
- 新規APIフィールドや破壊的なスキーマ変更はない。既存の
delivery_methodフィールドが返す値の組み合わせが増える点に注意。
- 課題
- 配送料計算アプリが注文全体を単一の配送方法として処理しており、混在注文では送料が二重計算または未計算になるリスクがある。
- 打ち手
- 各
deliveryGroupに対して個別に料金計算ロジックを適用するよう実装を見直す。 - 効果
- 配送グループ分は正確な送料、受取グループ分はゼロ円と正しく算出でき、過徴収・未徴収トラブルを防止できる。
- 技術メモ
- テストはDevストアで「Plus」プランかつ「Ship and pickup」フィーチャープレビューを有効化した環境で実施すること。
3技術者向け対応ポイント
| 項目 | 内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| スキーマ変更 | 新規APIフィールドなし・破壊的変更なし。既存フィールドが返す値の組み合わせが増加 | 要確認 |
| deliveryGroups | チェックアウト内で複数グループが返されるようになる。グループごとに配送方法が異なる前提でロジックを組む | 対応必須 |
| delivery_method フィールド | フルフィルメント注文に付与。SHIPPING / PICK_UP の2種が同一注文内に混在する可能性がある | 対応必須 |
| テスト環境 | Devストアを新規作成 → Shopifyプランで「Plus」を選択 → フィーチャープレビューで「Ship and pickup」を有効化 | 手順あり |
| マーチャントへの通知 | アプリ改修がマーチャント向けワークフローに影響する場合、できるだけ早く変更内容を周知すること | 推奨 |
| 対象プラン | Shopify Plus および Enterprise のみ(記載あり) | 確認 |
4テスト手順フロー
質問やアップデート情報はShopify開発者フォーラム(developer forum)で確認できます。本番展開前に必ずテストガイド(testing guide)を参照してください。詳細は公式ドキュメントで最新情報をご確認ください。
1注文で配送と店舗受取を同時に処理できるこの機能は、Shopify Plus・Enterprise導入後の顧客体験を大幅に向上させますが、フルフィルメント・送料計算・OMS連携アプリを持つ開発者はフィーチャープレビュー期間中に対応を完了させることが不可欠です。
Source: https://shopify.dev/changelog/ship-and-pickup-in-one-order-feature-preview | 公開日: 2026年5月6日






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