SHOP MINIS

Shop Minis 新機能:部分同意・権限チェック・Intents対応

2026年3〜4月アップデートで、Mini体験の柔軟性と配信経路が大幅に拡張

Optional Consentスコープを個別に拒否してもMini継続useCheckScopesConsent 等OS Permissionsカメラ・写真ライブラリ等のOS権限を事前チェックuseCheckPermissionsIntents商品詳細ページ等から文脈付きでMiniを起動2 Intents 対応(詳細は本文)

このアップデートはShop Minisを開発・公開しているパートナー開発者を主な対象とし、2026年3〜4月リリース分として公式Changelogに掲載されています。ユーザーが一部のスコープを拒否してもMiniが強制終了しない「部分同意」モデルへの移行が最大の変更点です。

1Optional Consent(部分的スコープ同意)

これまでのShop Minisは「全スコープ同意 or 離脱」という二択でした。今回の変更により、ユーザーは必要なスコープだけを拒否してもMiniを使い続けられる設計が求められます。

BEFOREスコープ同意ダイアログ✓ 全承認 → Mini起動 ✗ 1つでも拒否 → ブロックMini 起動アクセス不可AFTERスコープ同意ダイアログ✓ 全承認 or ✗ 一部拒否 → どちらもMini継続全機能利用可機能を縮退して継続

既存のMiniがスコープ拒否時にハードフェイルする場合は、以下の新フックを使って更新が必要です。

2新しい3つのフックと request_blocked

Hook

useCheckScopesConsent

実行時にユーザーが付与済みのスコープを取得。スコープ依存の機能をUIレベルで条件分岐するために使う。

Hook

useRequestScopesConsent

ユーザーが以前拒否したスコープを再リクエスト。必ずユーザー操作(タップ等)から呼び出すこと。自動プロンプトは不可。

Hook

useCheckPermissions

スコープとは別にOSレベルの権限(カメラ・フォトライブラリ等)を事前確認。アクション実行前に権限状態を取得できる。

スコープや権限が拒否済みでプラットフォームが再プロンプトしない状態では、各フックは null ではなく request_blocked というセンチネル値を返します。「まだ聞いていない」と「聞いたが拒否された」を区別してUIを制御できます。フル仕様のステートマシンはshopify.devのScopes Consentドキュメントを参照してください。

3Intents:文脈ドリブンな新配信経路

IntentsはShop appとShop Miniの間の新しいコミュニケーションレイヤーです。商品詳細ページなど購買意図が高い文脈からShop appがMiniを起動し、コンテキスト(主に商品情報)を渡します。Exploreタブ以外の配信経路が開かれることで、パートナーはよりリーチを広げることができます。

Shop App商品詳細ページ等Intent+ コンテキスト(商品情報など)Shop Mini起動・受信

今回サポートされるIntentsは2種類ですが、元記事の表形式部分(2列の詳細)が途中で切れているため、各Intentの正式名称と用途については公式Changelogでご確認ください。

4業務に活かせる具体ユースケース

課題
「ほしいものリスト」機能でスコープを求めると離脱率が高く、Mini全体の利用数が落ちていた。
打ち手
useCheckScopesConsentproduct_lists:write の付与状況を確認し、未付与時はリスト保存ボタンを非表示にしてMini本体は表示し続ける。
効果
スコープ拒否=Mini離脱という構造が解消され、スコープを付与しないユーザーにもMiniのコアバリューを届けられる。
技術メモ
scopes.includes('product_lists:write') が偽のとき request_blocked を確認し、「ブロック中」か「未質問」かでUIを切り替える。
課題
カメラを使ったビジュアルサーチ機能で、OS権限が拒否されているユーザーにアクセスしようとしてクラッシュが起きていた。
打ち手
useCheckPermissions(['camera']) を先行実行し、permissions.camera === 'granted' の場合のみカメラビューを表示。拒否の場合は設定画面への誘導ボタンを出す。
効果
クラッシュを防ぎつつ、設定変更後に機能を使えるUXを維持できる。
技術メモ
OSレベルの権限はスコープとは別系統。両方のフックを組み合わせる場合は独立した状態管理が必要。
課題
MiniがExploreタブにしか露出できず、購買意図の低いユーザーにしかリーチできていなかった。
打ち手
Intentsに対応させることで、商品詳細ページを閲覧中のユーザーにMiniを文脈付きで表示。渡された商品情報をもとに初期画面をパーソナライズする。
効果
購買意図が最も高いモーメントにMiniを露出でき、エンゲージメント・コンバージョン双方の改善が見込める。
技術メモ
サポートされるIntentは現時点で2種。詳細仕様は公式ドキュメントを確認すること(元記事の表が途中で切れているため)。

5技術者が押さえるべきポイント

項目 内容
パッケージ 新フックはすべて @shopify/shop-minis-react からインポート
再同意の制約 useRequestScopesConsent は必ずユーザーインタラクション(ボタンタップ等)から呼び出すこと。自動起動は禁止
request_blocked の扱い 以前は拒否済みを null で判定していた実装は誤検知の恐れあり。request_blocked を明示的にハンドリングするよう既存コードを見直す
移行優先度 スコープ拒否時にハードフェイルするMiniは早急に更新が必要。Changelog上では更新を求める旨が明示されている
Intentsの仕様詳細 対応Intent 2種の正式名称・パラメータは元記事の表が途中切れのため、shopify.devの公式Changelog・ドキュメントを直接確認すること

Shop Minisの部分同意モデル移行とIntents対応により、スコープ拒否による離脱を防ぎつつ商品詳細ページなど購買意図の高い文脈からMiniへの新しい導線を確立できます。

Source: https://shopify.dev/changelog/shop-minis-march-april-2026-update | 公開日: 2026年5月20日