DUTIES & TAX

EU €3関税フラット徴収
Shopifyが自動対応

2026年7月1日施行 / 設定変更不要 / EU向け越境出荷に即時適用

BEFORE JUL 1, 2026€150以下関税免除しきい値AFTER JUL 1, 2026€3 / 関税ラインフラット関税 (€150以下対象)SHOPIFY HANDLES自動計算・表示・徴収設定変更不要MANAGED MARKETS✓ チェックアウトで€3を計算・表示・徴収✓ Global-eが仕向国へ関税を納付✓ 表示金額を保証(追加請求なし)VAT・国ごとの手数料に加算して適用IMPORT TAX & DUTY CALC✓ €3を関税額に含めて計算・表示✓ 他の関税と合算して顧客から徴収✓ VATや手数料とは別建て納付責任は加盟店側(Shopify自動計算のみ)EFFECTIVE DATE: JULY 1, 2026
OVERVIEW

01この変更が事業者に意味すること

EUは2026年7月1日をもって€150以下の低価格輸入品への関税免除しきい値を廃止し、荷物1個あたりの「関税分類ライン数 × €3」というフラット関税を導入しました。EU域外(英国含む)からEU向けに出荷する加盟店は、この新しい関税をチェックアウト時に顧客から徴収する義務があります。Shopify Managed MarketsまたはShopify輸入税・関税計算機能を利用中であれば、対応は自動で完了しており、設定変更は不要です。

MECHANISM

02€3関税の計算ロジックを図解

EU €3 フラット関税 計算ロジックPER TARIFF LINE × €3 / PARCEL ≤ €150 / SHIPPED FROM OUTSIDE EUEXAMPLE A衣料品のみ関税ライン数: 1EXAMPLE B衣料+化粧品+靴+宝飾関税ライン数: 4CONDITION€150超 / EU内発送対象外(従来関税適用)FLAT DUTY€3FLAT DUTY€12NOT APPLICABLE対象外チェックアウト時に€3関税をVAT・ハンドリング手数料とは別に加算表示Shopifyが自動計算 / 顧客に対して保証金額として提示(Managed Marketsの場合)USE CASES

03業務に活かせるユースケース

課題
日本の倉庫からフランス・ドイツ向けにアパレルを複数カテゴリで出荷しており、関税計算の複雑化を懸念している
打ち手
Shopify Managed Marketsを利用すれば、商品ごとの関税ライン数に応じた€3加算をチェックアウト時に自動表示。Global-eが現地当局へ納付するため自社対応不要
効果
顧客への追加請求ゼロ・納付漏れゼロを同時に実現し、EU向けカートの離脱率上昇を抑制できる
技術メモ
Managed Markets利用時はMerchant of RecordがGlobal-eとなるため、VAT登録や関税納付手続きは不要。チェックアウトで保証された金額が最終請求額
課題
Shopify輸入税・関税計算機能を使い、EU向け注文の関税をチェックアウトで自己申告方式で徴収しているが、7月以降の新ルールへの対応状況が不明
打ち手
追加設定は不要。€3フラット関税は既存の関税額に自動加算されてチェックアウトに表示される。VAT・国別ハンドリング手数料とは別建てで計上される
効果
顧客への過少/過大請求リスクを回避し、EU規制違反による通関遅延・罰則リスクを低減できる
技術メモ
こちらの機能はShopifyが計算・表示を担うが、関税の実際の納付責任は加盟店側に残ることに注意。Managed Marketsとの主な違い
課題
英国倉庫からEU顧客へ直送する越境ECで、Brexit後の関税ルール変更に継続対応するコストが高い
打ち手
元記事明記のとおり「英国からの出荷もEU域外扱いとして€3フラット関税が適用される」。Shopify対応製品を使えばこの変更も自動反映される
効果
英国→EU出荷においても手動での関税ルール更新が不要になり、オペレーションコストを削減できる
技術メモ
EU域内の倉庫から出荷する場合(イントラEU)はこの€3関税の対象外。倉庫所在地によって適用可否が変わるため、フルフィルメント拠点の確認を推奨
DEVELOPER NOTES

04技術者向けポイント

設定変更不要

Managed Markets・輸入税関税計算機能どちらも、2026年7月1日の施行に合わせてShopify側で自動対応済み。APIコール・Liquidテンプレート・アプリ設定の変更は一切不要。

適用条件の確認

① EU域外から発送 ② 仕向地がEU ③ 注文金額が€150以下 — この3条件が揃った場合のみ適用。€150超の注文や、EU域内倉庫からの出荷には適用されない。

課税単位の理解

課税単位は「関税分類ライン(Tariff Line)」= HSコードの分類単位。同一カテゴリ商品が複数点あっても1ラインだが、異カテゴリ商品はライン数分課税。商品HSコードの正確な設定が重要。

納付責任の違い

Managed Marketsでは Global-e が関税を仕向国へ納付(MOR契約)。輸入税・関税計算機能では計算・表示のみShopifyが担い、実際の納付は加盟店の責任となる点に注意。

非対象機能・出荷

EU域内発送(イントラEU)はこの€3関税の適用外。また、Managed Markets・輸入税関税計算機能のいずれも利用していない場合は自動対応の恩恵を受けられず、手動対応が必要になる可能性がある。

項目 Managed Markets 輸入税・関税計算機能
€3自動計算 ✅ 対応済み ✅ 対応済み
チェックアウト表示 ✅ 保証金額として表示 ✅ 関税額に加算表示
関税の納付責任 Global-e(MOR) 加盟店
追加請求リスク なし(保証) 記載なし
設定変更 不要 不要
対象外条件 €150超 / イントラEU €150超 / イントラEU

「EU向け越境ECの€3フラット関税に自動対応済み——Shopify Managed Marketsまたは輸入税・関税計算機能を使うだけで、2026年7月施行の新ルールを設定変更ゼロで乗り越えられます。」

Source: https://changelog.shopify.com/posts/new-3-eu-import-customs-duty-arrives-july-1 | 公開日: 2026年6月26日